テント泊編 第二期
自然の中で、自分の知恵と生活術だけで過ごすテント泊は、寝床や食事の制約もない、時間にも縛られない、自由な山旅を実現させてくれます。
また、テントやシュラフなどの寝具、バーナーやコッヘルなどの調理器具等、自分にとってベストの道具を揃え使いこなせると、楽しみの幅は格段に広がります。
道具の扱い方に加え、快適に眠るための工夫や場所の選び方、登山時の負荷を軽減するための軽量化やパッキング術、ゴミを最小限に抑える方法、テント場でのマナーなど、テント泊をはじめる時に覚えておきたい様々な技術・ノウハウもあります。
この講座では、テント泊でしか味わえない旅の醍醐味と、その時間を豊かにする秘訣を学びます。
※登山道具をお持ちでない方はレンタルも可能です。詳細は本ページ下部をご参照ください。
講師
長野県在住。1967年東京生まれ。学生時代から登山に親しむ。最初に登った山が八ヶ岳。大手電機メーカーを2000年に退職し、世界一周登山の旅に出発。途上のスイス ツェルマットで2年間トレッキングガイドを勤める。帰国後、八ヶ岳の麓で子育てをすべく、2008年長野県原村に移住。各国の山岳地域を旅した体験や、スイスで観光業に携わった経験を活かし、 地元地域や観光活性化のお手伝いをしながら、各種イベントを実施している。
原村観光連盟 副会長/八ヶ岳観光圏 観光地域作りマネージャー/公認スポー ツ指導者 山岳指導員/長野県信州登山案内人/(株)八ヶ岳登山企画 代表取締役/登山歴30年/スノーシュー歴20年
カリキュラム
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7月テーマ:テント泊登山に必要な装備と衣・食・住について考える
1ヶ月目は「登山口型」と呼ばれるテント泊を学びます。
登山口にテントを張り山行中は軽身での登頂を目指す、入門にぴったりのスタイルです。まずはテントの設営・撤収方法やバーナーの使い方を中心に丁寧にレクチャーします。
テントの中でぐっすり眠るための快適睡眠術も必見です。-
オンライン講習日程:7月12日(水) 19:30~21:00
内容:オリエンテーション / 講師紹介 / 参加メンバー紹介 / テント泊に必要な装備とは / テント、寝袋、マットなど『住』について / バーナー、衣類、小物などテント泊の『食』と『衣』について / 今後のフィールドワーク(登山口型,BC型,稜線型)の特徴について -
オンライン講習日程:7月26日(水) 19:30~21:00
内容:テント泊装備の確認 / テント泊ならではの山行計画とは / 瑞牆山の特徴と成り立ち、宿泊するテント場の紹介 / 第1回フィールドワークに向けた質問受付等 -
フィールド講習日程:7月29日(土)~7月30日(日)
場所:みずがき山自然公園 / 瑞牆山
内容:テント設営講習 / バーナー講習&夕食作りの実演 / 快適睡眠術 / 瑞牆山登山時には疲れにくい歩き方や岩場での身体の使い方のミニ講習も実施
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8月テーマ:重荷での正しい歩行や装備の軽量化、美しいパッキングを学びでより快適なテント泊登山へ
2ヶ月目には「ベースキャンプ型」のテント泊を実施します。
登山口型よりもさらに山中に入り、山小屋のテント場などを利用して滞在します。登山口型と同様に拠点を構えるため、軽身で登頂を目指すことができるスタイルです。
一方でテント場まで装備を背負う時間が長くなるため、より軽快に歩けるよう、軽量化や負荷軽減のためのパッキングの方法を学びます。-
オンライン講習日程:8月23日(水) 19:30~21:00
内容:第1回フィールド講習の振り返り / 装備の軽量化と正しいパッキング / 八ヶ岳・赤岳の特徴と成り立ち、宿泊するテント場の紹介 / 第2回フィールド講習に向けた質問受付等 -
フィールド講習日程:8月26日(土)~8月27日(日)
場所:赤岳鉱泉テント場 / 八ヶ岳・赤岳
内容:テント泊装備を背負っての疲れにくい行動術 / 岩が多いテント場での正しい設営方法 / 無駄のないテント撤収と正しいパッキング / 3点確保などの正しい岩場の通過方法
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9月テーマ:北アルプス・立山で自分流のテント泊スタイルを見つけよう
3ヶ月目は、これまで学んできたことを確認・応用しながら、絶景キャンプで人気の雷鳥沢でテント泊し、北アルプスの立山三山縦走にチャレンジします。
自分の手で、居心地の良い空間を作り、特別な時間を過ごすテント泊。
通常の登山より荷物は重いですが、それ以上に心を軽やかにしてくれる大きな魅力があります。
この講座を終了後、皆さん一人ひとりが自由な旅に出られるように、一緒に学びを深めましょう。-
オンライン講習日程:9月12日(火) 19:30~21:00
内容:第2回フィールド講習の振り返り / 日数が増えた時の装備について / テント泊登山時に気をつけたい気象 / 悪天候時の対処方法 / 寒冷対策 / 立山の特徴と成り立ち、宿泊するテント場の紹介 / 第3回フィールド講習に向けた質問受付等 -
フィールド講習日程:9月15日(金)~9月17日(日)
場所:雷鳥沢キャンプ場 / 立山連峰縦走(別山・大汝山・雄山)
内容:長期間テント泊する際の快適設営 / 重くなりすぎず栄養を摂れる食材の紹介 / 冷えへの対処 / 長時間の縦走登山できをつけること(適切な休憩の取り方や歩行ペース、緊急事態時のエスケープについて) -
オンライン講習日程:9月20日(水) 19:30~21:00
内容:3ヶ月間の振り返りとこれからテント泊で登りたい山のアドバイス / 卒業生限定企画のご紹介
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期間・募集人数
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参加期間2023年7月〜9月
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受講料160,000円(税込)
内訳
フィールド講習 第1回 瑞牆山 旅行代金:40,000円
第2回 赤岳 旅行代金:40,000円
第3回 立山連峰縦走 旅行代金:80,000円
オンライン講習 全5回:上記フィールド講習代に含む
【道具レンタルについて】
この講座のフィールド講習では、本格的なテント泊登山を行います。
テント・レインウェア・バックパック・トレッキングポールなどの山道具をお持ちでない方は、ヤマップがご提供するレンタルサービスをご利用いただけます。
詳細は下記サイトをご確認ください▼
https://store.yamap.com/rental/index.html
※YAMA LIFE CAMPUSの講座にご参加される方は、上記サイトよりレンタルをお申込みの際、オプションで「YAMA LIFE CAMPUS」をご選択いただくと、後日YAMAP STORE(登山・アウトドア用品のオンラインサイト)でご利用いただけるクーポンをお贈りさせていただきます。 -
定員15名
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エントリー期間2023年1月1日(日)〜7月9日(日)
参加の流れ
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STEP01 クラブツーリズムのエントリーページよりお申し込みください。
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STEP02 クラブツーリズムより確認のメールおよび書面をお送りいたします。
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STEP03 受講料をお支払い頂き、Facebookグループにご参加頂いた時点でご入学となります。
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STEP04 同期生との交流や、エキスパート講師陣による講座をお楽しみください。
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STEP05 所定のプログラムを修了されると、卒業となります。
受講期間中のご連絡はFacebookグループ内で行います。受講される方はFacebookのご登録およびグループへのご参加が必須となりますので、あらかじめご了承ください。
YAMA LIFE CAMPUS 旅行企画・実施:
クラブツーリズム株式会社
参加をご希望の方は、エントリーページよりご登録をお願いします。
後日クラブツーリズムより詳細をご案内いたします。
※お問い合わせはクラブツーリズム株式会社まで
https://faq.club-t.com/app/ask_tour
募集中の講座
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子を持つ親の登山編 講師 山本 茂 さん (日本山岳ガイド協会認定登山ガイド)山LIFEと共存する中で、子供と共に山や自然に触れ合う機会を持ちたいと思うのが、親の相。子と共に楽しめる山、共に乗り越えられる山、共に達成感や景色に感動できる山。 講座中の登山や自然体験を通して、山や自然の楽しみ方を発見し、親子の触れ合いをより深めます。 単に子供と登山をするのではなく、学校教育や野外教育の経験豊かな登山ガイドと『山×親子』のテーマで本当の山の楽しみ方を知りましょう。 ※当カリキュラムの参加対象は、子どもを持つ親に限らせていただきます。
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登山道整備編 第三期 講師 岡崎 哲三 さん (一般社団法人 大雪山・山守隊・代表)私たち登山者は、山の中で、きれいな空気を吸い、すばらしい景色を眺め、時には人との貴重な時間を過ごします。登山を通して心身が健康になること、余暇の楽しみが増えることで、自分の人生を充実させています。 それらの恩恵を受けている私たちの足元には、道があります。 山に親しむ登山者の手で、未来に残る道をデザインしませんか? 自分が作った道を、日々たくさんの人が歩く。道があることで、周囲の生態系や植生が守られる。 道づくりは、登山とは異なる面白さと感動を与えてくれる、山の新たなアクティビティです。
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登山基礎編 〜女性限定〜 講師 秋江ひろみ さん (登山ガイド/コスメコンシェルジュ)YAMA LIFE CAMPUS女性編は、女性の目線に寄り添いながら山に向き合う3ヶ月のプログラム。 誰もが憧れる北アルプス・燕岳登頂を3ヶ月かけて目指します。 女性視点での宿泊登山や山への向き合い方に触れるこの機会。 ご一緒に体験してみませんか?
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登山基礎編〜高所縦走〜(女性限定) 講師 安藤真由子 さん (登山ガイド / 体育学博士 / 健康運動指導士 / 低酸素シニアトレーナー)「憧れの日本アルプスを縦走してみたい」「人気の3000m峰にも挑戦したい」と思いながら、高所への不安を感じて一歩が踏み出せないということはありませんか? YAMA LIFE CAMPUS登山基礎編〜高所縦走〜は、山とトレーニングの専門家による、標高の高い山を目指したい方のための特別講座です。 高山病対策としての歩行・呼吸・補給法を身につけるとともに、低酸素ルームでの高所を想定したトレーニングを取り入れ、高所に適応できる体づくりを行います。 高所でも自分のコンディションを管理できるようになり、登れる山の幅を広げましょう。
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世界遺産編〜富士山〜 講師 佐藤 優 さん (日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド)「人生で一度は登ってみたい」と多くの人が憧れ、日本のシンボルとも言われる富士山。 皆さんは富士山にどのようなイメージをお持ちでしょうか。 日本の最高峰。見る人を魅了するうつくしい山容。神秘的なご来光。 確かにこれらも印象的ですが、富士山には、時代を超えて人々にインスピレーションを与え、信仰や芸術などの歴史文化を支えてきた一面もあります。2013年に世界遺産に登録されてからは、人気観光地としての注目度がさらに高まり、国内外から訪れる人の数も増加傾向にあります。 一方で、山域一帯の環境汚染、キャパシティを超えた誘客による混雑や事故などの問題も年々深刻化しています。 日本が誇るべき、富士山の価値とは何か。 さまざまな形で富士山の恩恵を受ける私たち登山者が、富士山のためにできることはあるか。 この講座は、世界遺産の視点から富士山に対する理解を深め、これまでとは違った富士山の楽しみ方や関わり方を発見することを目指します。 またその過程で、富士山にも劣らない魅力を持つ山々を歩きながら、富士登山に向けての基礎技術も学べる充実したプログラムです。 ※登山道具をお持ちでない方はレンタルも可能です。詳細は本ページ下部をご参照ください。
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岩稜編 講師 原口剣太郎 さん (登山ガイド)登山をはじめてアルプスのような高山帯を歩くようになる中で、岩肌の稜線やひときわ存在感を放つ岩山の姿を意識するようになったという方は多いのではないでしょうか? 他にないスリリングな難所を越える緊張感、それと引き換えに味わうことができる圧倒的な達成感と大展望が岩稜登山の醍醐味です。 この講座では、3000mクラスの岩稜ルートが集まる北アルプスを舞台に、岩場ならではの特殊な歩行・登攀技術を修得し、国内随一の名峰・槍ヶ岳登頂を目指します。
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登山基礎編 第四期 講師 矢ケ崎 晶 さん (山岳指導員(アルパインクライミング))登山には、自然の中で過ごす解放感や癒し、山頂に立つ達成感などさまざまな魅力があります。 一方で、自然を相手にする難しさやリスクも多く存在します。 自分自身や家族・友人の安全を守りながら登山を楽しむために、身につけておきたい能力があります。 登山基礎編では、山を快適に歩くための歩行技術・道具の選び方・計画の立て方・遭難対策・天候の読み方など、登山の安全知識とテクニックを学びます。
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テント泊編 第二期 講師 石川高明 さん (登山ガイド)自然の中で、自分の知恵と生活術だけで過ごすテント泊は、寝床や食事の制約もない、時間にも縛られない、自由な山旅を実現させてくれます。 また、テントやシュラフなどの寝具、バーナーやコッヘルなどの調理器具等、自分にとってベストの道具を揃え使いこなせると、楽しみの幅は格段に広がります。 道具の扱い方に加え、快適に眠るための工夫や場所の選び方、登山時の負荷を軽減するための軽量化やパッキング術、ゴミを最小限に抑える方法、テント場でのマナーなど、テント泊をはじめる時に覚えておきたい様々な技術・ノウハウもあります。 この講座では、テント泊でしか味わえない旅の醍醐味と、その時間を豊かにする秘訣を学びます。 ※登山道具をお持ちでない方はレンタルも可能です。詳細は本ページ下部をご参照ください。
募集予定の講座
次回の募集をお待ちください
テント泊登山に興味をお持ちの皆さん、こんにちは。石川ガイドです。かつてテントを背負って世界一周登山の旅に出ました。アジアや南米の山でテント泊登山をしていて気づいたのは、テント泊は自由だ、ということです。テント泊登山は、自ら衣(ウェア)食(食料)住(テント)の全てを背負って、登山をします。快適に過ごすのか、極限まで軽量化するのか、そこには無限の可能性があります。
是非、皆さんのテント泊スタイルを極めてみてください。責任をもってお手伝いをさせて頂きます。テントを背負って山に出かけましょう。